1月に2回ほど新年会に行って以来、今週久しぶりに友達に会いました。
年末にブログを更新してから、ただひたすらに毎日の生活を送る事ばかり考えていたら、いつの間にか5月になってしまいました。申し訳ありません。
実は2月中旬に実家の祖父が癌で亡くなり、この五カ月間はお見舞いに行ったり、葬儀やその後の来客応対、忌明け法要などで東京と名古屋を往復していました。秋に癌細胞が見つかってから、あっという間の出来事でした。
また、祖父以外にも最近亡くした命がありました。
以前ブログにも書きましたが、私は10月に実家で体を壊し、救急車に乗りました。痛みで歩けないほどの急激な腹痛と出血。結論から言うと、妊娠が発覚した直後の、初期の流産でした。（確定したのは、それから二週間後の話なのですが。）
そろそろ年齢的に、30代になると年々出産のリスクが高まっていく事を気にして、最近の目標はもっぱら妊娠出産に焦点を絞っていたため、病院で妊娠が分かった時は家族全員で大喜びしました。その喜びは、結局その後数日で終わってしまったのですが・・・。
まだ初期だったので、胎児の状態はエコーにも映らないほどの小さな細胞で、気付かない人は「月経が遅れた程度のもの」だと思うらしいのですが、私の場合はあまりの痛みでそこから動けないほど苦しく、これまでの人生で最もつらいものでした。（例えるなら、生理痛が一気に100倍になって１時間苦しむ感じ・・・）
出血から二週間後に、おなかの中には何も残っていないとわかってからは、ただ自分の体が辛いだけで、なんの見返りもないし、とにかく悲しくて毎晩寝る前にめそめそ泣いていました。
祖父の癌が見つかったのは、ちょうどその直後。それから祖父の癌があっという間に進行して、2月に他界。悲しみから立ち直ろうとするたびに、違う悲しみがやってきて、かなり落ち込んでいました。テレビでまる子と友蔵が仲良しなのを見るだけでも悲しくてチャンネルを変えてしまうくらい。
そして忌中は慶事を控えなければならないため、むやみな外出を控え、Twitterの更新も控えておとなしくしていたのですが、そんな中、3月11日にあの大地震が発生。
またしても、悲しみから立ち直ろうとしていた時にやってきた、悲しい映像の連続。また落ち込みました。
とてもお恥ずかしい話なのですが、まあ、本当にこの半年間は落ち込んでばかりでした。株価のチャートが上がったり下がったりする、あんな感じのグラフを感情が毎日描いていた感じです。
あの地震の日、私は神奈川県北部の自宅にいました。幸い自宅の被害はほとんどなかったものの、たまに買い物に行っていたコストコ多摩境店で駐車場のスロープが崩れ落ち、車3台が押しつぶされ、12人が重軽傷、2人の方が亡くなりました。自分が買い物していたお店で死者が出た事は「もしかしたら余震で自分が死ぬ可能性もあるのでは？」という恐怖心を生み、揺れがくるたびにしばらく不安な日々を過ごしていました。
あの地震を体験して以来、そんな恐怖心から、「まずは自分が非常時に生き延びる事を考えなければ・・・」と思い始め、祖父の死を悲しんでいた私の心はどこかに吹き飛んで、今生きている自分や家族や友達の事、これから先の生活について、よく考えるようになりました。
考えてみれば、生まれることと死ぬことはセットで、赤ちゃんが生まれることと老人が死ぬことも、たぶん正しいセットで。
家族を失った悲しみは、家族を新たに得る喜びで埋めるのが一番正しいピースなのかと思い始めました。私は一度失敗してしまいましたが・・・でもそれを乗り越えるには、たぶん諦めてはだめなんだろうなと考えたり。
だけど、もしこの先、私が妊娠出産に適さない体質だったらどうしよう？と悩んだり。
そう考えながら、震災関連の話題が被害の報告から復興の話題へ移り変わっていく中で、やっぱり未来を創っていくには、新しいモノを作ったり、誰かのモノや心を受け継いだり、新しい命を増やしたりしていく事なんだろうなと考えたりしました。
もし、自分がその力になれなかった場合は、社会全体で補佐していく役に回ればいいのかな？とも思うようにもなりました。もし子供が産めなかったとしても、子供が育つ環境を作る手助けならできるかもしれない。
そんな風に思いながら、少しづつ前向きな気持ちになりはじめています、という報告エントリを描きたかったのですが、終わり方がわからなくなってきたのでこのへんで一旦終わります。
なんかフワフワしててすいません。
とりあえず、ちびまるこちゃんは少しづつ見られるようになってきました。ｗ
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