マルチエンディングのドラマ、日テレ「オキナワ■男■逃げた」

この記者会見の中で、監督を務める小山薫堂氏が、かつて手がけた「１４歳の母」で掲示板に膨大な量の書き込みがあり、ストーリーは既に決まっているのだけど製作者としてかなり揺らされた、という話をしていたのが印象に残りました。

もちろん、ストーリーは変えられなくとも、ドラマを撮り進めていく上で演出上の影響も結構あったとか。

実は無意味かもしれない掲示板の書き込みも製作者には届いていたのですね。
それって結構すごい話だと思います。野次の影響なんてあまり考えられなかったので・・・。

で、今回はブログを中心にしてそれを公式にやっちゃおう、という取り組みのようです。

ただ、今回残念なのは・・・・２話完結というコト。つまり「フラグ」が立つ本数が圧倒的に少ない。
きっとそう思ってしまったのは私だけでは無いはず。（私がゲーム脳すぎるのか！？）

それはやっぱり、ドラマを撮影するスケジュールの問題で現段階では厳しいそうです。

先に何パターンかエンディングを作っておいて、それを実際に地上波で放送する（＝ボツになったストーリーはWEBで公開）という事なので、とんでもない方向に進むことは無いという事。

とっさに、ライフカードのCMが同じようにマルチエンディング構造になってて続きはWEBで公開していたよね（どのカードを引くかによって複数の結末をWEBで見せる。もちろん映像。）、なんて考えてしまったのでちょっと新鮮味に欠けてしまいました。その１パターンを地上派で流すっていう感じにも思えてしまったので。
（そう思ったのは絶対に私だけではない・・・はずっ。）

それにしても、今回ドラマで初の取り組みとしてチャレンジしてみたい、とのことで、今後フラグ立て系ドラマが進化する可能性は大いにあり得るとの話です。

たとえば、今回主人公はりょうさんという豪華キャストですが、もうちょっと無茶の聞く若手にギリギリのスケジュールで撮らせるなんてのは十分ありそう。
（ただしその場合はスタッフ全員しんどいだろうなああ！！！！）

いま、youtubeやニコニコ動画で素人でも簡単に映像が公開できる今、無理だなんて話はたぶんないと思うんですよね。なんとなく・・・。（注：私は以前制作会社でADをやっていました）

どこまで完成度を上げるかという話になればどうしても時間が必要になりますが、深夜枠だったら今後考えられる展開ではないかと。

そういう意味で、第一弾を取り組む「オキナワ■男■逃げた」には期待しています。

ちなみに一緒に取材したみたいもん＆ネタフルのレポート、
まつゆうがインタビューしているトーキョードリフト、
どれも秀逸なので合わせてご覧ください。（特にみたいもんの熱意は異常ｗ）

というか、私にはここまで考える脳は全然ありませんでした！（汗）
やっぱりみんな流石です。

★[mi] 「オキナワ■男■逃げた」で日本テレビが目指すもの
★[mi] 「オキナワ■男■逃げた」土屋敏男ロングインタビュー パート２
★[mi] 日本テレビ「オキナワ■男■逃げた」土屋敏男ロングインタビュー パート3
★[mi] 「オキナワ 男 逃げた」における仮想ブログの現実性:[mi]みたいもん！
★[mi] 「オキナワ男逃げた」でトーキョードリフトが目指したもの

★[N] ブログを軸に展開するドラマ「オキナワ 男 逃げた」記者会見レポート
★[N] ブログを軸に展開するドラマ「オキナワ 男 逃げた」記者会見レポート2

★[td] 日本テレビ「オキナワ■男■逃げた」土屋敏男ロングインタビュー パート1
★[td] 日本テレビ「オキナワ■男■逃げた」土屋敏男ロングインタビュー パート2
★[td] 日本テレビ「オキナワ■男■逃げた」土屋敏男ロングインタビュー パート3
★[td] 日本テレビ「オキナワ■男■逃げた」土屋敏男ロングインタビュー パート4
★[td] 日本テレビ「オキナワ■男■逃げた」土屋敏男ロングインタビュー パート5
★[td] 日本テレビ「オキナワ■男■逃げた」土屋敏男ロングインタビュー パート6
★[td] 日本テレビ「オキナワ■男■逃げた」土屋敏男ロングインタビュー パート7