生まれた年のワインを飲みました。

　
用意していただいたのはポール・ジャブレ・エネのエルミタージュ・ラ・シャペル（1980）。
　
　
十字軍の騎士、シュヴァリエ・ガスパール・ドゥ・ステランベルグが、スペイン遠征による負傷を癒すためにエルミタージュの丘の上に建てた教会の名前に因んでいるそうで、ラベルには葡萄畑に囲まれた教会のイラストが描かれていました。
（1919年からジャブレ家が建物の管理をしているらしい・・・あ、ほんとにあった！）

しかも1961年のものは“20世紀最高の12本”の中に選ばれているそうで、なんというか、少女（当時）の夢をかなえるにはもう十二分であります！（＞＜）←テンションが上がっている

赤と白の区別しかわからないうちに酒屋で買って家飲みしなくて良かった！（＞＜）←当然ですｗ

というわけでワインは果実感があって甘酸っぱい感じのかなり好みの味でした！わー！！
生産年重視という無理なお願いをした事もありコレ１本しかなかったので、苦手な辛い感じのやつだったらドウシヨウ・・・と心配していましたがおいしく飲めて本当に良かったです。

私がおなかの中にいた頃に花が咲いて実になって、生まれた頃に収穫されて。日本にやって来て。
今日までずっとどこかで待っていたワインのラベルはちょっと黒ずんで少しボロくなっていました。

丸ビルの窓からは東京駅を行き交う電車の明かりがたくさん見えるので、いままで苦しかった事や辛かった事、東京に来てからの事、いろんな事をついつい思い出してしまい、自分もこのラベルみたいにちょっとボロくなったなあ・・・と一人涙ぐんでしまいました。

でも今こうして幸せな時間を過ごしている事は本当にありがたい話で・・・
　
　
と、その時、我にかえってテーブルの向かい（勿論男子）にふと目をやると。
　
　
　
・・・座ったまま寝ていた。えええ！！！
　
　
　
で、店員さんが「今、ディズニーランドの花火が見えますよ・・・！」と教えに来てくれた瞬間に、
ﾊｯ! Σ（￣□￣；）　ってなって起きてんの。ぉぃ。
　
　
（人の誕生日祝う気あんのかーーーー！！！！）
　
　
まぁ、来る前に眠くなる風邪薬のんできたせいだと思いますけどね・・・。
でもこの人たぶん高砂に座っても寝る予感が。今度こそまじで泣きたいぞっ(´；ω；`)

でまぁ、一人で(´・ω・`)ｼｮﾎﾞｰﾝな感じになっていましたが、お店の人にワインのラベルをシートに保存してもらって、デザートのときに誕生日という事でキャンドルとお花のサービスをしていただいて、
(´・ω・`)ｼｮﾎﾞｰﾝだったけどテンション上昇！！！(n‘∀‘)ηﾟ・*:.｡.

まぁその、途中アクシデントもありましたがステキなお店で美味しい食事とワインをいただいて
子供の頃からの夢が叶って、本当に幸せです。

あと、ギリギリに予約したので窓際は諦めていたのですが
キャンセルが出たのか窓際に座らせてもらえたので良かったです。

今年は良い誕生日でした。

【後日談】

実家の母にワインの話をしたところ、帰ってきたコメントが母というよりもその・・・
「瓶持って帰ってきた？来年は安いのを注いで二回目気分に・・・（笑）」っておい、オカン！！！

もちろんギャグですが、何故「オカン」という生き物はこういうネタをすぐに思いつくのでしょうか・・・。

ツルセコ思考に関しては本当に天才です。
はいはい、今度名古屋のほうに連れてくから・・・ランチだけどね（笑）←娘も十分せこいｗ

（名古屋はラシックの８階です。）
　
　
Paul Jaboulet Aine
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ぐるなび - オザミ トーキョー
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